Instagramキャンペーンを成功に導く10のチェックリスト〜成功のポイントと規約・注意点

2021-12-22
2022-02-13
Instagramキャンペーンを成功に導く10のチェックリスト〜成功のポイントと規約・注意点

国内ユーザーが右肩上がりに増え続けているInstagramは、企業の重要なマーケティングツールとして活用されています。中でも、商戦期やブランドの認知拡大のためにInstagramでキャンペーンを実施する企業は増え、方法もより多様化してきました。

今回は、これまで多くのInstagramキャンペーンを企画してきたSNSコンサルタントが、効果的にキャンペーンを行うためのポイントと規約や注意点をまとめました。チェックリストになっておりますので、ぜひキャンペーン実施前にご活用ください。

目次

1. Instagramキャンペーンチェックリスト

キャンペーン実施にあたりおさえたいポイントを以下のチェックリストにまとめました。

□ キャンペーンの目的は明確ですか?
□ キャンペーン前後のコミュニケーション設計はしていますか?
□ キャンペーン投稿の素材の準備はできましたか?
□ キャンペーン投稿のキャプションに重要事項は全て記載されていますか?
□ キャンペーン投稿のハッシュタグは効果的なものを付けていますか?
□ フィード投稿以外の機能を活用できていますか?
□ キャンペーン認知拡大のための広告配信は検討しましたか?
□ インフルエンサー/アンバサダー活用にあたり、必要な対応はできていますか?
□ キャンペーン効果振り返りの準備はできていますか?
□ キャンペーンはInstagramのガイドラインに反していませんか?

以下、それぞれの詳細を説明していきます。

2. Instagramキャンペーンの企画

□ キャンペーンの目的は明確ですか?
□ キャンペーン前後のコミュニケーション設計はしていますか?

キャンペーンを実施する上でまず整理したいことは、キャンペーンの目的です。目的によってキャンペーンの内容や目標が異なりますので、必ずキャンペーンに関わる関係者間で目的の認識を合わせましょう。なお、一般的には以下を目的として設定することが多いです。

<目的(例)>
・ブランド(アカウント)の認知度向上
・アカウントのフォロワー数増加
・EC送客(商品購買)

また、キャンペーン実施にあたりキャンペーン投稿のみをするのではなく、キャンペーン前後やキャペーン中に複数回告知投稿をすることで、キャンペーン参加率が大きく変わります。キャンペーンの実施スケジュールを立てる際には、キャンペーン開始前の盛り上がりの醸成から終了後のフォロー等も含めて綿密にコミュニケーション設計をしましょう。

3. Instagramキャンペーン告知投稿

□ キャンペーン投稿の素材の準備はできましたか?
□ キャンペーン投稿のキャプションに重要事項は全て記載されていますか?
□ キャンペーン投稿のハッシュタグは効果的なものを付けていますか?

キャンペーンのオーガニック投稿(自社アカウントからの発信)で必要な材料は、クリエイティブ(投稿画像)、投稿テキスト、ハッシュタグの3点です。オーガニック投稿はInstagram上でランディングページに相当する大事なものですので、重要ポイントをおさえましょう。

まず、クリエイティブに関してはあらゆるユーザー・露出先を意識したものにします。

例えば、既存フォロワーのフィードに流れてきた際に他の投稿に比べて特別感があり目に留まりやすいか。フォロワーではない新規ユーザーが、アカウントのトップページに訪れた際に目に留まりやすいか。または広告配信する場合はその広告のクリエイティブと大きなギャップがないか。
「発見タブ」やハッシュタグ検索結果の「トップ」に露出した際に特別なキャンペーンであることが瞬時に分かり、タップしてキャンペーン詳細を見てもらうことができるかなどです。

キャンペーンの認知や参加率はクリエイティブの工夫によっても大きく変わりますので、できるだけあらゆる露出面とユーザーの状態を具体的にイメージして制作することが重要です。

なお、「発見タブ」や「人気投稿」で瞬時にキャンペーンだと分かりやすいものの例としては、文字あり画像です。文字なし画像だと他の投稿に埋もれて気が付いてもらいにくくなってしまいます。またキャプションを読まないユーザーも増えているのでカルーセルでキャンペーン概要の画像を追加するのも良いでしょう。

(参考)@kirin_brewery

次に、投稿テキストについては、キャンペーンの概要や参加方法を分かりやすく記載することが重要です。参加方法が分かりづらいと、せっかく認知していただいても参加率が下がってしまいます。また、キャンペーン参加にあたっての注意事項は必ず記載するようにし、トラブルを未然に防ぎましょう。
以下、キャンペーン投稿のテキストに含めたい内容と例です。

《投稿テキストに含めたい要素》
□ プレゼント内容
□ 応募条件
□ キャンペーン期間
□ 当選人数
□ 注意事項

《投稿テキスト(例)》
\プレゼントキャンペーン/
フォロー&いいね!で3名様に
xxxxxxxxxをプレゼント❤️
この冬に着回せるアイテムです✨
フォロー&いいね!で気軽に参加できる
キャンペーンなので皆様ぜひご参加ください😄
──────────────────
〈応募条件〉
①xxxxxxxxx公式アカウント(@xxxxxxxxx)をフォロー
②こちらの投稿にいいね!
※非公開アカウントは対象外となります。

〈応募期間〉
2021年10月31日(木) 23:59まで

〈商品詳細・当選人数〉
抽選で3名様にxxxxxxxxxをプレゼント
※投稿している写真のアイテム
〈当選発表について〉
・当選者の方には本アカウントより11月上旬までにDMで連絡を差し上げます。
・DMにて、当選発表とさせて頂きます。

〈注意事項〉
・抽選時にフォローを外されている方は対象外となりますのでご注意下さい。
・当選は日本国内在住の方に限ります。
・当選者からいただいた個人情報は、本キャンペーンでのみ使用し、目的外で使用することはございません。
・サイズはフリーサイズになります。
・加工をしているため、写真と実物の色が異なる場合がございます。
──────────────────
たくさんのご応募をお待ちしております💓

最後に、ハッシュタグについてです。ハッシュタグの選定によってキャンペーン投稿のリーチを広げたり、ターゲットユーザーに認知してもらうことができます。まずはどういう人に応募して欲しいのかターゲットを明確にし、そのユーザーの検索結果に出るようなものを逆算して設計します。また設計方法の一つとしては、下記3種類のハッシュタグを最大の30個まで付けることで、より多くのターゲットユーザーにリーチする投稿になりやすいです。

《ハッシュタグの設計(例)》
①キャンペーン関連のハッシュタグ
#プレゼントキャンペーン #キャンペーン #プレゼント企画 #インスタキャンペーン #キャンペーン実施中  etc.

②ブランド/自社関連のハッシュタグ
#ブランド名 #サービス名 #ブランド関連ワード  etc.

③プレゼント関連のハッシュタグ (洋服が当選商品の場合)
#冬服 #冬コーデ #ニット etc.

4. ストーリーズ・Instagram Video・インスタライブの活用

□ フィード投稿以外の機能を活用できていますか?

Instagramにはストーリーズ、Instagram Video(旧IGTV)、インスタライブ、リール、まとめなど、様々な機能があります。キャンペーンを実施する際は、フィードだけでなく他の機能も活用し、よりリーチ(認知)と参加数を高めましょう。

①ストーリーズ
ストーリーズではキャンペーン投稿のリポストをすることで、キャンペーン詳細情報へ導線をつくることができます。また、ストーリーズはリンク設定ができるため(フィード投稿は不可)、キャンペーンのランディングページなど外部サイトへ誘導することも可能です。

カウントダウンスタンプを利用すれば、ユーザーがリマインダー設定をすることもできます。

最近ではフィードよりもストーリーズの方がユーザーのリーチが高い傾向にあるため、しっかりとストーリーズ投稿を行い認知を高めることが重要です。また、ストーリーズの投稿後、それらをハイライトにまとめてキャンペーン情報概要をアカウントトップに常時設置しておくのもユーザーに親切です。

キャンペーン終了後には「ご応募ありがとうございました」というようなお礼や、応募者への対応時期・対応方法を伝えるような投稿をすると、応募者の安心につながると同時に問い合わせも減らすことができるのでおすすめです。

ストーリーズでキャンペーン投稿のリポスト(左)、カウントダウンスタンプでユーザーがリマインド設定可能に(右)
ハイライトにキャンペーン投稿のストーリーズまとめを設置

②インスタライブ
インスタライブは、企業・ブランドの”中の人”が直接ユーザーとコミュニケーションをとることができる唯一の機能です。

普段はインスタライブを実施しなくても、キャンペーン前にインスタライブを実施することで、キャンペーンの賑わいを作ることができたり、キャンペーン概要の紹介や質問への回答、関連する商品を紹介するなどでユーザーの理解を深めることができます。

配信は台本や機材をしっかり準備しなくても、スマートフォン一台あれば実施できますので、気軽にキャンペーン告知の一環として活用しましょう。また、ライブ配信でユーザーとコミュニケーションをとることはユーザーからすると印象に残りやすく、ブランドに対する信用やファン度を高めやすいという側面もあります。

キャンペーン参加など即効性のある効果だけでなく長期的なメリットもあるのが優れた点です。

(参考)
【2021年最新・企業向け】今さら聞けない!インスタライブ配信の方法を徹底解説
【企業事例あり】これだけは抑えたい!インスタライブで成果につなげる5つのポイント

③リール
リールは興味関心の近いユーザーの発見タブに露出したり、画面の最下部に専用タブがあるので上手く活用すると新規ユーザーにリーチしやすい機能です。キャンペーンで配信したInstagram Videoを短くまとめてリールとして投稿しても良いでしょう。

また、キャンペーン以外でもブランドとしてリールの強化をすることはおすすめします。理由は同じで、興味関心の近い新規ユーザーへリーチしやすい機能であるためです。ブランディング動画や商品詳細が分かるものを配信しましょう。

タブの左から2つ目に一覧表示されるのが「Reel」

(参考)
Instagramのリール機能とは?リーチ数UPなどメリット多数!企業活用事例もご紹介

④Instagram Video
Instagram Videoは、ライブ配信のアーカイブを掲載できます。ライブ配信をリアルタイムで観れなかったユーザーがアーカイブ投稿でキャンペーン情報を知ることもあるため、活用をおすすめします。

タブの左から3つ目に一覧表示されるのが「Instagram Video」

5. Instagramキャンペーン広告配信

□ キャンペーン認知拡大のための広告配信は検討しましたか?

オーガニックの投稿設計をしたら受け皿の準備が整うので、次はキャンペーンの認知拡大施策です。

リーチ拡大施策はいくつか方法がありますが、もっとも手軽に実施できるのは広告配信です。フォロワー以外のユーザーへターゲットを絞って効率的にリーチすることができます。

なお、広告配信はストーリーズなどフィード以外でも配信した方が効果が最適化されるため、オーガニック投稿とは別に追加でクリエイティブの準備が必要です。ユーザーがコンテンツを見るのはほんの一瞬で、特に広告は飛ばされやすいため、いかに情報を瞬時にわかりやすく伝えられるか、目に止めてもらえるかがクリエイティブのポイントです。

基本的には、1クリエイティブ1メッセージを意識して制作しましょう。ストーリーズ・フィードでそれぞれ3パターン以上作成し配信をすることで、クリエイティブのABテストができ、効果の高いクリエイティブで効率的にアプローチすることができます。

6. インフルエンサー・アンバサダーの活用

□ インフルエンサー/アンバサダー活用にあたり、必要な対応はできていますか?

キャンペーンの認知拡大施策として、インフルエンサーやアンバサダーに拡散していただく方法もあります。

自社に親和性の高いインフルエンサーやアンバサダーにPRしていただくことで、それらが抱える自社のターゲット層であるフォロワーにリーチすることができます。

インフルエンサーにPRを依頼する際のポイントとしては、商品やブランドについてしっかりと説明を行い、理解を深めていただくようにしましょう。理解のないまま単に投稿をお願いすると、インフルエンサーのフォロワーにもそれが伝わり、効果につながりません。

また、投稿に入れてほしいハッシュタグ、クリエイティブのイメージなど最低限の提案はするものの、あまり指定をしすぎてしまうと、インフルエンサー施策の良さである”リアル感”や”世界観”が損なわれてしまうため、できる限りインフルエンサー本人にお任せするようにしましょう。

7. Instagramキャンペーン効果振り返り

□ キャンペーン効果振り返りの準備はできていますか?

キャンペーンを実施した後は効果を振り返ります。振り返りで見る指標は定めた目的によって異なりますが、「2. Instagramキャンペーンの企画」で記載した目的を例にすると以下のように設定します。

<測定指標(例)>
・ブランド(アカウント)の認知度向上:リーチ数
・アカウントのフォロワー数増加:フォロワー数
・EC送客(商品購買):ウェブサイト送客数(プロフィールURLクリック数、ストーリーズリンククリック数など)

それぞれの数値がキャンペーン実施前や平常時はどのくらいなのか、比較対象となるデータを事前にしっかりと取っておくようにしましょう。また、ECやウェブサイトへの流入については事前にリンクするURLにパラメーターを振っておき、数値が取得できるように準備しておきましょう。

8. Instagramキャンペーンガイドライン・注意点

□ キャンペーンはInstagramのガイドラインに反していませんか?

Instagramキャンペーンにおいて確認したいガイドラインは以下の2つです。

・Instagramコミュニティガイドライン
・Instagramプロモーションガイドライン

・Instagramコミュニティガイドライン
2020年6月にInstagramコミュニティガイドラインが改定し、キャンペーンに関して注意が必要になりました。気をつけたい点は、

ユーザーからのアクション(いいねなど)の見返りに、現金や現金同等物の提供はしないというものです。そのため、キャンペーンの応募条件としてフォロー&いいねを設定し、プレゼントに「現金」や「現金相当物」を提供してはいけません。

「現金相当物」とは、具体的に換金性の高いギフト券やチケットなどが当てはまるので注意しましょう。なお、キャンペーン自体は禁止ではありません。

有意義で誠実なやり取りを大切にしてください。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認したりするようなコンテンツを投稿しないでください。
Instagramでは本名を使う必要はありません。ただし、正確で最新の利用者情報の提供をお願いしています。他人になりすましたり、Instagramのガイドラインに違反することや他の利用者を欺くことを目的にアカウントを作成したりしないでください。

(引用)コミュニティガイドライン

・Instagramプロモーションガイドライン
Instagramプロモーションガイドラインにおいては、プロモーション(コンテスト、懸賞等)の案内や運営に関してのガイドラインが案内されています。

プロモーション
プロモーション(コンテスト、懸賞等)の案内や運営のためにInstagramを利用する場合、ページ作成者は、次の事項を含めて、当該プロモーションを合法的に運営する責任を負います。
公式ルール
規約と資格要件を設定すること(年齢や居住地の制限等)。
プロモーションおよび提供される賞品や賞金に適用される規則や規制を遵守すること(登録、規制上必要な承認の取得等)。
コンテンツに誤ったタグを付けたり、そうするように他の利用者を仕向けることはできません(利用者が写っていない写真に利用者自身をタグ付けするよう仕向けるなど)。
Instagramでのプロモーションについては以下の点にご留意ください。
Instagramが応募者または参加者に関与することはないこと。
プロモーションはInstagramが後援、支持、または運営するものではなく、Instagramにまったく関係していないことの認識。
弊社は利用者によるプロモーション運営を支援しません。また、弊社はユーザーコンテンツの使用に同意が必要かどうかについて、または必要な同意を取得する方法についてアドバイスすることはできません。
弊社のサービスを利用してプロモーションを運営する利用者は、自己責任で運営することについて同意するものとします。

(引用)プロモーションガイドライン

なお、最近では企業のアカウントに類似させた「なりすましアカウント」が増えています。なりすましアカウントは、キャンペーン実施中に正式なアカウントを装って当選DMをユーザーに送り、個人情報を聞き出すなどする場合があります。

対策としては、事前にユーザーに向けた注意をフィードやストーリーズに投稿し、ハイライトにも設置しておくことです。キャンペーンのランディングページやホームページなどにも記載しておくことをおすすめします。

(参考)@cado_official

また、ユーザーは認証バッジの有無で公式アカウントかそうでないかを見分けることもできます。認証バッヂを申請していない場合は、早めに申請しておくようにしましょう。

認証バッヂの取得要件や申請方法は以下からご確認ください。

Instagram、認証バッジの申請プロセスのアップデートを発表

Instagram上でのキャンペーンは、認知度向上やフォロワー獲得、売上向上に有効的といえます。目に見える結果や短期的な効果以外にもキャンペーンを通じてアカウントの認知が拡大したり、投稿へのアクションが増えエンゲージメントが高まることで新規ユーザーに見つけてもらうチャンスにもなります。ソーシャルメディアは、一般ユーザーのために作られたプラットフォームであることを理解しつつ、Instagramのコミュニティーガイドラインに沿ってキャンペーンを活用していきましょう。

3ミニッツは、Instagramをはじめとする各ソーシャルメディアの戦略設計・企画・運用・インフルエンサーキャスティングを一気通貫で行っております。
実績のご紹介、ご支援のご相談は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

<執筆者>

伊藤 きぬ代
株式会社3ミニッツ ソーシャルメディアマーケティング事業部

3ミニッツ入社後、MINEの記事ライター/Facebook/Twitter/Instagram/Pinterest/LINE/LINE@の運用、SEO記事作成、コミュニティ設計、インフルエンサー管理、アフィリエイトの経験を積む。ユーザー投稿数40万件超のオリジナルハッシュタグ「#mineby3mootd」の仕掛け人。現在、企業のSNS運用・コンサル業務を担当。

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