インフルエンサーマーケティング攻略【メリット・デメリット・事例】

2022-04-11
2022-04-20
インフルエンサーマーケティング攻略【メリット・デメリット・事例】

今や多くの企業がマーケティング施策の一つとして取り入れている「インフルエンサーマーケティング」ですが、ここ数年で広まってきた比較的新しい手法のため、実施を検討するにも情報収集に苦労する方も多いようです。

そこで本記事含め、3本の記事にインフルエンサーマーケティングの全体感と押さえておきたいポイントをまとめました。これからインフルエンサーマーケティングに取り組むことを検討されている方、取り組んでみたがもっと活用したい方向けの内容です。

1本目(本記事):インフルエンサーマーケティング攻略【メリット・デメリット・事例】
2本目:インフルエンサーマーケティング攻略【費用相場、キャスティング注意点】
3本目:インフルエンサーマーケティング攻略【効果測定・振り返り方】

弊社(株式会社3ミニッツ)は、2014年からインフルエンサーキャスティング事業を行っており業界のなかでも古株です。インフルエンサーマーケティングの実施を検討している方が、正しくそれを理解し、より良い効果を出せるようプランナーがまとめましたので、ぜひ本記事が貴社のマーケティング活動の一助になれば幸いです。

目次

1. インフルエンサーマーケティングのメリット

まずはインフルエンサーマーケティングのメリットは何かを簡単に整理します。
昨今、一部業種の広告費が削減される中で、オンライン上でビジネスを行う企業や、強化しようとしている企業はインフルエンサーマーケティングへの投資を強める動きもありますが、そのような企業が評価しているポイントの多くはこの辺りになっていると思います。
番外編も含め、メリットは全部で6つです。

1-1. 最適なターゲットに訴求することができる
多くのインフルエンサーは、得意とするジャンルがあります。例えば、コスメ、ファッション、グルメ、旅行など。インフルエンサーのフォロワーのほとんどはそのジャンルに興味があることが多いため、インフルエンサーを通じて特定のジャンルの興味関心が強い、あるいは親和性の高いターゲットに向けてアプローチすることができます。

また、最近はジャンルだけではなく、ライフスタイルや価値観、世界観に共感されてフォローされているインフルエンサーも多くいます。ブランドや商品も、機能面だけではなく、その価値観やフィロソフィー、世界観を支持されて選ばれるようになってきていますので、そのようなターゲティングでアプローチできることは他のチャネルにはない大きな特長です。

1-2.短期間で効率的に新規リーチできる
Instagramにおいて、広告以外で企業がユーザーにリーチできる方法は、自社のアカウントをフォローしているユーザーが多くを占めます。もちろん、発見・検索タブの上位表示や、UGC(ユーザーの口コミ投稿)が多く広がると、新規ユーザーへのリーチが可能ですが、プラットフォームの表示ロジックを理解した上である程度分析改善を繰り返して工夫を重ねる必要があり、一定の時間がかかります。

その反面、インフルエンサーを活用すれば短期間で効率的に新規ユーザーへのリーチが可能です。1-1でもご説明したように、自社ブランドや商品に”親和性の高い”最適な新規ユーザーへアプローチできるため、他の手法にはない効果が得られます。

1-3. 生活者にメッセージが受け入れられやすい
一般的に、企業が自社の宣伝を自らの発信で行うよりも、第三者であり生活者に近い存在、信頼性のある人に語ってもらう方が生活者に受け入れられやすいと言われています。インフルエンサーマーケティングはまさにその考え方で、そもそも受け手が情報を受け取る際のマインドセットが異なり、好意を抱いてフォローしているインフルエンサーの発信は受け入れられやすい傾向があります。

1-4. 信頼・共感を得やすい
自分が信頼している人が使っていたり、信頼している人におすすめされたりすると無条件に自分も購入してしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。すでに多くのフォロワーから信頼・共感を得ているインフルエンサーを通してブランドや商品を発信することで、信頼をいだいてもらいやすかったり、商品を手に取っていただきやすくなります。

特に、新しいブランドや新商品などは生活者からの信頼や共感をこれから蓄積していくフェーズにあります。それらを短期間で構築することは非常に難しいため、そのような時にもインフルエンサーの活用はとても有効な手段です。

1-5. ECと相性が良い
オンラインで活躍するインフルエンサーは、ECと非常に相性が良いと言えます。本記事を読んでいる方の中にも、自社がECを強化している企業の方は多いのではないでしょうか。SNSで情報収集する生活者が増えていますが、SNSで自分の憧れのインフルエンサーが使っている商品を見て、欲しいと思った瞬間に、そのまま商品詳細を見て、シームレスにECサイトに流入することにはほとんどハードルとなるものがありません。また、「購入」に限らず「認知」においても、昨今ではテレビや雑誌は見ずにTwitterやInstagram、YoutubeなどのSNSのみから情報を得ている生活者も増えていますので、そのような生活者にもしっかりとリーチすることができます。

1-6. 番外編:こんなメリットも期待できるかも?
インフルエンサーマーケティングの直接的なメリットではありませんが、副次的に以下のようなメリットがある場合があります。

①コンテンツ不足を解決
投稿素材が不足していて頻繁に投稿できていない企業も多いのでなないでしょうか。その場合、自社のアカウントの世界観にマッチする投稿をするインフルエンサーを起用し、その投稿をリポストすることでコンテンツ量と質を担保することができます。

②インフルエンサーが愛用者になり自発的にPR
インフルエンサーに商品を提供し、ブランドのフィロソフィーを知っていただいたり、ブランドの中の人と交流したりすることで、インフルエンサーがそのブランドのファンになることがあります。

その結果、愛用品としてSNSや雑誌などで自発的に紹介してくださったり、また別のインフルエンサーに口コミで紹介いただける場合があります。

これは企業側からするとラッキーなケースではありますが、稀にあります。
インフルエンサーのキャスティングを行う弊社では、企業とインフルエンサーの親和性や、インフルエンサーとの関係性を非常に大事にしておりますので、実際にこのような事例は多くございます。
もちろん、確実に実現できることではありませんが、リサーチと選定をしっかり行うことで実現に近づけることはできると考えますので、ぜひ、ご担当者様はそのような点も意識できると良いと思います。

2. インフルエンサーマーケティングのデメリット

ここまでインフルエンサーマーケティングのメリットをたくさんお伝えしましたが、デメリットも理解しておくことをおすすめします。

2-1. ステルスマーケティングを疑われブランド毀損につながる
ステルスマーケティングは、「ステマ」と言われ一時期業界で大きな問題になりました。ステマは、それが宣伝であるにも関わらず、宣伝であると消費者に悟られないようにすることです。ステマが発覚すると非難の対象となり、炎上、ブランド毀損に繋がります。

ステマを疑われないためにも、基本的にはPR投稿については「#PR」など、それが宣伝であることがわかるように表記することがルールとなっています。また、PRであることをユーザーにしっかりと認識してもらうことが重要なため、表記を見えにくくするなどもおすすめしません。

キャスティング会社に依頼する場合でも、その点をしっかりと自社で意識するようにしましょう。

(参考)
ステマって何?|5分で分かるステマの意味と有名事例6選

2-2. 最適でないインフルエンサーへの依頼によるブランド毀損
インフルエンサーをアサインする際は、フォロワー数やブランドとの世界観の類似性など表面的に見えているものだけではなく、ファンとのコミュニケーションや信頼度、直近の活動などしっかりとリサーチするようにしましょう。

万が一、インフルエンサーが何かしらのトラブルや小さいながらも炎上している場合に、そのインフルエンサーを起用してしまうとブランドにも影響がある場合があります。できるだけインフルエンサー業界に精通し、最新の動向を知っている支援会社に依頼することをおすすめします。

2-3. タイミングを間違えた投稿
インフルエンサーマーケティングに限った話ではなくSNS全般で気をつけたいことではありますが、災害や社会的な問題など、相応しくないタイミングで投稿しないように常に世の中の動きを把握するようにしましょう。

インフルエンサー投稿は、基本的には事前に投稿日を決めておきますが、不適切なタイミングだと判断した際にはいち早くインフルエンサーに状況を説明し、投稿日を変更するようにしましょう。インフルエンサー側との迅速なコミュニケーションが求められる場合もありますので、投稿前はそのような連絡をする場合がある旨を事前に伝え、何かあった時のために備えておきましょう。

3.インフルエンサーマーケティングで押さえるべき企画のポイント

ここからインフルエンサーマーケティングの企画をするうえで押さえたいポイントを解説していきます。

①目的・目標の整理
基本的には、何かしらの目的がありその達成の手段としてインフルエンサーマーケティングを検討している方が多いと思います。しかし、まれに「インフルエンサーを活用したい」という手段が先行してご相談をいただくこともあります。

手段が先行してしまうと、企画にブレがでたり効果測定など振り返りがうまくできなくなってしまいますので、基本的なことではありますが、改めて目的を確認し、関係者間で認識を合わせるようにしましょう。

目的に応じて目標(KPI)を設定し、費用対効果の試算や振り返りの際の指標をもつようにします。インフルエンサーマーケティングを初めて実施する場合は、目標設定が難しい場合もありますので、その場合は支援会社に類似事例の過去実績を確認いただくことをおすすめします。

②徹底的なリサーチ
インフルエンサーマーケティングにおいて、リサーチは非常に重要です。大きく分けて2つのリサーチを行いましょう。

一つ目は「インフルエンサー」のリサーチです。フォロワー数、エンゲージメント率、投稿へのコメント数などの定量的なものと、世界観、普段使用しているもの、写真の撮り方、フォロワー属性、コミュニケーションの仕方などの定性的なものの情報を集め、目的に合わせて選定していきます。
例えば、日頃から自社商品を愛用してくれているインフルエンサーに依頼したり、ライブ配信へのインフルエンサー起用の場合は、日頃からライブ配信をしていて話すのに慣れているインフルエンサーの起用を検討するなど、リサーチによって効果が大きく変わってきます。

二つ目にリサーチすることは「トレンド」です。
ターゲット層の中でトレンドになっている投稿の見せ方は何か、音源は何か、クリエイティブは何か、ハッシュタグや流行り言葉は何かなど全体的なトレンドを把握しておくようにしましょう。
特にSNSや、若年層のトレンドの移り変わりは非常に早いため、すでに流行りがすぎていたり使い古されたものにならないように気をつけましょう。

③投稿設計
Instagramにはフィード投稿に限らず、ストーリーズ、リール、ライブ配信など各投稿機能があります。それらをいつ、誰が(複数名起用する場合)、どのような投稿をどれくらいするのかを戦略立てて決めます。
戦略を立てる際のポイントの一つとしては、投稿した時のユーザーの反応も含めてイメージし、どのような状態を作りたいかを考えることです。

また、具体的にどのような投稿内容にするかについては、インフルエンサーにお任せするとインフルエンサーのフォロワーに受け入れらる投稿になりやすいです。
しかし、場合によってはある程度ルールを決めることも有効です。好まれるコンテンツや見やすいコンテンツ作りができたり、自社のブランディングを維持したりすることができます。俗に言うニコパチ画像(商品+自撮りのPR投稿)は一時期PR投稿の形としてとても多く、ユーザーの中にはPR感を強く感じてしまうこともあります。

4. インフルエンサーマーケティングの事例

弊社で支援させていただいたインフルエンサーマーケティングの事例を2つご紹介します。インフルエンサーとの取り組み方として、商品の投稿をしていただくというのがもっとも多いですが、今回はそれ以外の取り組み事例をご紹介します。

アパレルブランド「EUCLAID(エウクレイド)」
株式会社ジュニアー様

ターゲット層への認知度の向上と販促の一環として、親和性の高いインフルエンサーを起用。コラボ商品開発や動画制作、投稿プランニングを行い複数シーズンに渡り売り目標を大きく上回る結果に。

シューズブランド「velikoko(ヴェリココ)」
株式会社丸井様

ターゲット層への認知度向上と販促を目的に、ブランドのシリーズ「ラクチンきれいシューズ」でインフルエンサーを起用。動画制作や投稿プランニングにより売り上げが前年比アップした事例。

以上、インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット、企画のポイント、弊社支援事例をご紹介しました。
デメリットもありますが、押さえるところを確実に押さえることで、高い費用対効果を生み出す可能性があります。ぜひ、貴社のマーケティング活動の一助になれば幸いです。

事例については他業種などさまざまな取り組み事例がございますので、気になる方は以下よりお気軽にご連絡いただければと思います。

3ミニッツは、Instagramをはじめとする各ソーシャルメディアの戦略設計・企画・運用・インフルエンサーキャスティングを一気通貫で行っております。
実績のご紹介、ご支援のご相談は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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