「今日中にInstagramとTwitterに投稿したいのに、準備ができていない...」
「明日の投稿のネタがまだ決まっていなくて急ぎでネタを探さないといけない....」
業務が多岐にわたるSNSマーケターのみなさんの中には、このように慌てた経験がある方は多いのではないでしょうか。
毎日複数のプラットフォームの投稿準備や各所調整、ユーザーとのコミュニケーション、UGCの対応、エゴサーチなどを行っていると、マーケティング上抑えたい投稿を逃してしまったり、戦略的な運用ができなくなってしまうことがあります。
本記事では、SNSの投稿スケジュールやコンテンツの管理、一般的にトレンドになりやすいイベント、そしてその運用をサポートする「SNSコンテンツカレンダー(エディトリアルカレンダー)」の作成方法を詳しく解説します。
これまで多くの企業のSNSマーケティング支援を行ってきた弊社が実際に使用しているコンテンツカレンダーのテンプレートをダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。
また、同ファイル内にイベントごとの企業投稿事例も122個リスト形式でご紹介しております。
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「SNSコンテンツカレンダー(エディトリアルカレンダー)」とは、SNSの投稿コンテンツを、いつどのプラットフォームで公開するかを管理するカレンダーです。
具体的には、以下のような項目を整理・管理します。
これらを記載することで、計画的かつ効果的な投稿を事前に計画することができ、また炎上などのトラブルも防ぐことができます。
SNSは、リアルタイムな瞬発力のある運用と、戦略的で計画的な運用の双方が大事ですが、コンテンツカレンダーは後者を抑えるために必須のツールといえます。
SNSコンテンツカレンダーのメリットは主に4つあります。
①計画的な運用
②バランスの良い投稿
③複数人での投稿管理
④適切なタイミングでの投稿
①計画的な運用
事前に投稿日時と投稿内容を決めておくことで、計画的で安定した運用ができるようになります。また投稿頻度を担保することもできるため、効果的な運用につながります。スケジュールに基づいているため、クリエイティブを制作するデザイナーや、ダブルチェックをするメンバーなど関係者も慌てることなく、誤投稿や投稿忘れなどトラブルも防ぐことができます。
②バランスの良い投稿
投稿内容を長期的に管理するため、投稿コンテンツを俯瞰して見ることができ、バランスを保つことができます。
例えば、「この週は製品の使用方法についてのHowto投稿が続いているので、製品のメリットや使用シーンの訴求をしてみよう」といった気づきから、投稿コンテンツのバランス調整が可能です。
情報発信をする企業側の視点ではなく、情報の受け手であるユーザーがどのような頻度でどのような投稿が来たらどう感じるか、いつその情報を受け取るのが最適かなど、”ユーザーコミュニケーション”を戦略的に設計することができます。
③複数人での投稿管理
複数人で投稿スケジュールを共有・管理することは炎上や投稿漏れなどのトラブルを未然に防ぐことができ、また社内メンバーが把握することでコンテンツのブラッシュアップや社外コミュニケーションの統一に繋げることができます。
④適切なタイミングでの投稿
前提として、SNSはリアルタイムで投稿する瞬発力は非常に重要です。特にTwitterやInstagramのストーリーズなどはリアルタイムに発信・対応できるかどうかでリーチやインプレッションの伸びが大きく変わります。
それと同時に戦略的な運用も大事であり、そのためにコンテンツカレンダーは役立ちます。新発売した商品を1週間遅れて発信してもユーザーは新鮮味を感じず、エンゲージメントや購買は伸びずに機会損失につながります。
また、母の日やクリスマスなど世間で話題になるイベントのタイミングで投稿することで、新たに自社に興味を持ってくれるユーザーにリーチできる可能性が高まり、既存ユーザーの期待に応えることもできます。そのような機会を逃さないようにするためにも、カレンダーを作成し、適切なタイミングで投稿することが重要です。
SNSコンテンツカレンダーを作成する際は、発信するべき情報の整理を行うため、まず事前に社内でサービスやブランド、商品にまつわることを情報収集しましょう。広報関連、マーケティングイベントの把握がメインになってくると思います。
例えば、以下のような項目が想定されます。
また、社会的な情報も大切です。流行や一般的な話題を取り上げることで時流にあった発信が可能です。例えば、以下のような項目があげられます。
まずはできるだけ多くのネタを書き出し、そこから取捨選択をしてコンテンツ化するものを決定していくことをおすすめします。
マーケティング施策上重要なもの、目的に対する効果が見込めるもの、ユーザーニーズなどを整理し、優先順位をつけてバランスよく選んでいきましょう。
なお、多くの企業では、より上流のマーケティング施策をもっとも優先度の高いコンテンツにします。例えば、新商品発売時は、その告知を事前にティザーとして複数回投稿を計画する、新製品発売の際には事前にユーザー参加型の投稿を考えて話題化を狙うなどです。
それらの投稿の合間に、トレンドコンテンツ、ユーザーニーズを反映したものなどを発信するとバランスよく投稿コンテンツのスケジューリングをすることができます。
自社に合わせたコンテンツ投稿設計、業界ごとの参考事例などはお気軽に弊社へご相談ください。
投稿スケジュールとコンテンツを決めたあとは、投稿クリエイティブ(画像)とテキストの作成です。目的と情報の受け手を意識しながら、まずはテキストの大枠の展開ストーリーや内容を決めた上で、クリエイティブを選定、または新たなクリエイティブの撮影・制作をしましょう。
効果の高い投稿にするために、社内のメンバーやパートナーに協力を仰ぎ、クリエイティブ・テキストともに複数人の意見をいただきながら伝わりやすい投稿を作成するのが理想です。
また、できるだけ早い段階で具体的な投稿を共有していくことで、社内での合意形成がしっかりでき、急な修正の発生や炎上を防ぐことができます。
投稿素材が決定したら、いよいよ投稿です。事前にコンテンツカレンダーで計画してきた投稿は、基本的には予約投稿をして投稿漏れのないようにしましょう。また、問題なく投稿されたかを確認するために、担当者は自分のスケジュールに投稿予定を入れておくと便利です。投稿の確認の際は、誤字脱字がないか、URLリンクが正しく遷移するか、タグ付け先のアカウントが間違っていないかなどを確認するようにしましょう。
なお、Instagram, Twitter, Facebookでは公式の予約機能があるので、それらを活用すると便利です。
(参考)
◆Instagram/facebook投稿管理・予約:クリエイタースタジオのInstagramについて
*クリエイタースタジオはFacebookページとInstagramアカウントでコンテンツの投稿、管理、収益化、測定を効果的に行うために必要なツールがまとめられています。
◆Twitter予約投稿:予約投稿ツイート
さまざまな企業がイベントや記念日のタイミングで投稿をしています。本記事でダウンロードできるコンテンツカレンダーテンプレート(Excel)には合計122個の企業投稿事例をリスト化していますが、ここではその中からいくつかピックアップしてご紹介します。
3/3(ひな祭り):ハーゲンダッツ ジャパン(@haagendazs_jp)
7/7(七夕):いいちこ【公式】(@iichiko.official)
5/29(幸福の日):ハッピーターン(@happyturnkameda)
9/1(防災の日):カゴメ(@KAGOME_JP)
9/29(招き猫の日):かっぱえびせん(@CalbeeKappaCP)
1/11(鏡開きの日):キリン一番搾り生ビール(@kirin.ichibanshibori)
8/1(水の日):Audi Japan / アウディジャパン(@audi.jp)
12/12(漢字の日):ポカリスエット(@pocarisweat.jp)
安定的・効果的なSNS運用は、コンテンツカレンダーが必要不可欠です。事前にしっかりと計画を立てて、複数人で管理をしながら投稿の発信をしていきましょう。
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3ミニッツは、Instagramをはじめとする各ソーシャルメディアの戦略設計・企画・運用・インフルエンサーキャスティングを一気通貫で行っております。
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