ユナイテッドアローズのグループ会社で、20~30代に人気のあるカジュアルウェアブランド「coen」。元々Instagramのフォロワー数を10万以上抱えていた同ブランドですが、「戦略的な運用ができていない」「施策が効果に繋がっているか判断できていない」などの課題がありました。そこで、3ミニッツと6ヶ月間の分析改善を繰り返すことで、独自の成功パターンを追究。その結果、フォロワー数に限らず、エンゲージメント率、リーチ数など各指標が伸長し「戦略的な運用」を行うことが可能になりました。
3ミニッツとの取り組みによって、他にどのような効果が得られたのか、また今後描いている戦略は何か。株式会社コーエンのマーケティング部、辻千尋さんにお話を伺いました。
──3ミニッツのInstagramマーケティング支援を導入された経緯を教えていただけますでしょうか。
辻さん:元々インスタライブを実施したいと思っていたのですが、ノウハウがないため困っていました。そのような中、3ミニッツさんのライブ配信に関するウェビナーに参加したのがきっかけです。弊社ではインハウスでInstagramの運用を行っていますが、課題を洗い出して全体的に見直しを図りたいと思い、分析と改善提案のレポーティング部分を3ミニッツさんにお願いさせていただきました。
──導入されたときの課題感は何だったのでしょうか?
辻さん:二つあり、一つ目はリソース不足です。我々マーケティングチームは、Webマーケティングからシステム改修ディレクションなど業務範囲が幅広く、それぞれがあらゆる業務を兼任で行っています。Instagramに関しても専任の担当者を設けておらず、その時々で、メンバーの属人的な運用になっていたためノウハウの蓄積が出来ていませんでした。また、インサイトの数値などを定点観測していたものの、前週や前月比で振り返ることしかできず、結果に繋がっているのかどうかが判断できない状況でした。
二つ目は、戦略的な運用ができていなかったことです。これまでの継続した運用やファンのお客様のおかげでフォロワー数は10万人まで伸びましたが、投稿の内容がマンネリ化してしまったり、データを元にした戦略的なコンテンツになっていないことが課題感としてありました。
──現在、エンゲージメントやフォロワー数など数値としては右肩上がりに伸びているかと思いますが、全体としてはどのように3ミニッツとの取り組みを評価されていますか?
辻さん:大きく四つあります。一つ目は、当初の課題感としてあった、取り組みに対して正しく評価ができるようになった点です。二つ目は、Instagramの新機能の情報や他社事例など専門性の高い最新の情報を提供いただける点です。三つ目は、他社と同じことを実施するのではなく、我々の独自の成功パターンを探り、ABテスト的にコンテンツやハッシュタグなどデータを元に改善いただいている点。そして四つ目は、信頼して質問や相談ができる先があるということで、安心して運用を行っていくことができているという点です。何かあったら何でも相談ができます。
──今後Instagramで取り組んでいきたいことは何でしょうか?
辻さん:これまではブランディングを主軸にしてInstagramを運用してきており、主に「画力」で商品の良さを伝えていくものとしていました。しかし、弊社の強みを振り返ったときに、商品の良さや魅力をわかりやすくお客様に伝えて提案する「接客力」だと思っています。そのため、今後はお客様に寄り添って、インタラクティブなコミュニケーションを意識したInstagram運用をしていきたいと思っています。
また、Instagram上でもコマース機能が充実してきていると思います。ライブ配信でもコメントを多くいただけるようになってきたので、よりお客様が動画やライブコンテンツを通してスムーズに購買まで至れるように強化していき、3ミニッツさんと「コミュニケーションを主とした運用の基礎づくり」と、「コマースまで繋がる成功事例」をつくっていきたいです。
本日は貴重なお時間ありがとうございました!